
寒い寒いと思っていたら、みぞれが降ってきた。
「薪をたこう!」ダディがすかさずストーブに薪をくべた。
マミーはボクを抱きかかえ、昨日届いたばかりのロッキングチェアーとやらに、ボクを座らせた。無論、ボクに特等席を譲ってくれたわけではない。ただ、そのチェアーに座ったボクの写真を撮りたいだけなのだ。
何だこれは!? ゆれる、ゆれる、いつまでもゆれている。少し怖いなあ。なあんだマミー、今日のところは、あんまり揺らさないでくれると有り難いのだけれどなあ。ストーブの心地よい火に、顔があからんできた。
写真撮影に少々時間がかかり、その横で、「もういいだろう!?」と、ダディも座りたいのかイライラしている。
じゃ、ダディ、一緒に座ろうよ。ボクはダディの膝の上が大好きだからね。
「じゃ、ココアでもつくりましょう」と、ボクを椅子から抱き上げたマミーのぽっぺもあったかい。
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