2016年12月25日日曜日

クリスマスとメダカ




ダディは、夕方、思いついたように外出し、熱帯魚用の底砂と水草を買って帰ってきた。そして、庭の手水鉢の中にいたメダカをすくって、そっと花瓶の中に入れかえた。そろそろ寒くなるので、室内に入れてあげるのだろう。


クリスマスディナーのチキンをローストするいい匂いが立ちこめている。ああ、鼻を刺激する、たまらない。

ダディがボクを招いている。
「メダカを見においで、見るだけだよ」
“なあんだ、チキンじゃないのかあ”と思いつつも、テーブルに近づき花瓶の中をのぞくと、とても小さな魚が泳いでいた。メダカだ。小さすぎてよく見えないので、顔を近づけると、
「オー、冷たい!!!」
こんなにも水面が近いとは、うかつすぎた。鼻の頭を水につけてしまい、身震いしているボクを二人が笑っている。

まあ、今年は心配かけたのだから、こうして二人に笑いをあげられたということで、ボクもとても幸せを感じている。

今年は腎臓療法食を頬張りながら、Merry Christmas!

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