2018年1月14日日曜日

神さま、ボクを助けて!




ボクは、昨日急きょ入院した。
検査の結果、心臓に水がたまっているという。だが、更なる検査で、肺にも。
マミーはショックで、ただただ泣くばかり。
それで、呼吸が苦しくてフラフラになり、ジャンプができなくなってしまったのか、とボクは理解した。

腎不全で入院したときには、持ち前の気力と頑張りで、奇跡的回復をとげた。あれからもう二年。ダディは「ピノはまた頑張って奇跡の回復をしてくれるよ」と言っているが、今回はちょっともう頑張れないかもしれない。なので……

神さま、どうかボクをたすけて!
神さま、ボクはもう少し生きていたい。マミーにもう少し甘えたい。そして、ボクの心にまだいっぱいのこの愛をひとつ残らずマミーとダディにあげたいのです。

何だか呼吸が楽になってきた。ボクは酸素室にいるようだ。
朝、ダディが面会に来てくれた。「肺の水が少し減ってきましたよ」と話し声が聞こえる。酸素室なので扉を開けてもらえず、ダディは心配しているマミーのために、ボクの写真を撮って帰っていった。

“Ah, Maman, Maman!”
“Pinot, Pippy, Pippyyyyy…”
午後、マミーが来てくれた。
「心臓の水が注射器で抜けましたよ」
「えっ、本当ですか!?」
マミーのホッとした顔が見えた。その後、診察室で院長先生に直接、説明を受けたようだ。マミーはまた戻って来て、酸素室の小窓が開き、
ああ、マミーの優しい手のむくもりが、、、。

ああ、先生、神さま、ありがとう!


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