ウーワンワン!
突如、犬が現れて吠えている。何ってことだ!
ボクは、その瞬間、ピューマのごとく階段を駆け上がっていた。
最近のふらついた足で、よくぞ、あんなに速く走れたものだと、我ながらまだまだいけるなと感心した。
今日は、人物でもなく、物撮りでもなく、犬撮りなのか!?
あれっ、見たことあるなあ。以前、ここに来たことがある犬だ。
またダディに写真を撮ってもらいたいのかなあ。ああ、どうやら家族写真のようだ。
あっ、こっちを見てにらんだぞ。ケンカでもうる気か。
ボクはケンカなんぞする気はもうとうないのです。
マミー、早くこのドアを閉めて!
ああ、ボクの昼ご飯を食べてるーーー。
ニャン!
ウー、ワン!