
今日はお彼岸とやらで、お墓参りのため、親戚のクーちゃんとメーちゃんの姉妹が親に連れられてやってきた。
玄関ドアを開けるなり、「ピノー、ピノー、ピノー、ピノー」と、甲高いおチビさんたちの声が家中にこだまする。
ボクが階下に下りて行かなかったので、ふたりは二階にやってきて、
ボクを探し始めた。ボクはベッドの中で息を殺し、じっと我慢していたのだが、ドウヴェをはがされて、
「あ〜あ、ハロー、プリンセスたち、ニャン!」
まるでプリンセスのような出立ちのふたりがにっこり微笑んでいる。
ボクと遊びたくて、ボクをかまいたくて、撫でたくてたまらないのだ。
「抱いてみる?」とマミーが聞くと、
「いやだ、こわいよ!」
なんて言った!? こんなに従順なボクなのに。
「ピノって、黒猫じゃなかったっけ?」
なななんて言った、お嬢さん!?
皆で、これからお墓参りに出かけるようだ。
戻ってくるまでに、別の隠れ家を探さねば…。
ああ、今日は大変な一日になりそうだ。
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